vol.08 家での練習
我がチームでは一つ上のクラスの監督さんから素振りとシャドウピッチングの宿題を出されています。
私の家では監督の息子たちであるので、宿題を出される前から素振りは日課としてやらせてました。
やらせてた、と言う表現以外当てはまりません。
練習になると、なんでも頑張る選手たちは家に帰ると、急に大好きなはずの野球の練習が億劫になります。
私も小学校の時は素振りはやらされていた記憶があります。
なかには自分から進んでやる選手もいるでしょうがなかなか難しいことです。
ある時長男に
「なんで家では素振りやシャドウがめんどくさくなっちゃうんだろう」
と聞くと、
「1人でやってもつまんないんだもん」
想定内の返事でした。
1人で外でやるのはちょっと怖い、弟とやっても張り合いがなく訳もなく喧嘩になる、パパにいてほしい。
想定内の返事です。
まあ夜が怖いなら朝やれよとか、見れる時は見るよとか言いながらも、自らの意志でやってほしいと思ってしまいますよね。
そこで頭を悩ませ、ネットサーフィンの上で辿り着いたのが100本1塗りでマスを進める色ぬりシートです。
ちょっと探したんですけど見つからなかったので後日アップします。
これの改良版を作り、素振り道として、作成し配布。
低学年の心をくすぐり、今では我が子は積極的に素振りをするようになりました。
同じようにシャドウでも作らないといけないなと思ってるところです。
また、チームの活動では仲間がいる、自宅では1人だからできない。
そこについても考え方を伝授。
野球はなんのためにやってるのか。
3年生の長男は形式的に自分のためと回答しますがそれはどうしても無理がありますよね。
チーム練習では、仲間がいるから頑張れるというのが根底にあるわけで、そしたら仲間のためにそれぞれが頑張れば、仲間のためのチームになり、結果自分に返ってくる。
試合では、親が見てるから頑張れるというのも根底にあるわけで、そしたら親のためにそれぞれが頑張れば、結果自分に返ってくる。
自分のためだなんて背伸びしなくていいんだよと伝えてあげるようにしてます。
「1人はみんなのために、みんなは1人のために」
良くできた言葉だなーと思います。
低学年に理解は求めませんが、その意味は伝えたい。
「誰が為に鐘は鳴る」
ヘミングウェイの有名な作品です。
その意味がわかるまで、寄り添いながら指導していきたいと思います。