vol.10 実践練習①
バッター・ランナーが自分で考える実践練習①
我がチームでは2つの実践練習を繰り返し練習していますが、今回はバッター・ランナーを中心に行っている実践練習①をご紹介します。
①ランナー1塁→盗塁(コーチは離塁→スタート中心にチェック)
②ランナー2塁→ヒッティング
③ランナー3塁→ヒッティング
*全て1-1から、四球はそのまま(2連続の場合は考えます)。
低学年チームは選手11名・スタッフ4名で主に活動しています。
先ず打者・走者を1人ずつ用意、この時はなるべく打順の近い選手を呼びます。
ポジションなどでどうしても打者順とはいきませんが仮に1番打者・2番打者をあげるとしたら1番打者が1塁ランナー、2番打者が打席に立ちます。
①盗塁の練習
ピッチャーは牽制有、バッターはバントの構えから引く。
ランナーは盗塁、キャッチャーはセカンド送球。
二遊間はベースに入る、各ポジションカバー。
この一連を1球で仕留められるように練習します。
パスボールなどあればサードまで狙います。
②ランナー2塁でのヒッティング
盗塁はさせず、第2リードの練習。
捕逸は常にサードを狙います。
バッターはヒッティング、ランナーはゴロゴー・フライ、ライナーバックの徹底。
ピッチャーはどれだけストライクを入れられるか。
キャッチャーは後ろに逸らさず抑える。
この時、バッターには「カウントを作る」練習はせずに積極的に打ちにいきます。
▲「カウントを作る」はこちらを参照
ピッチャーもこの作戦は知っているので打ってこないだろうと思っても練習にならないので。
守備はファーストで1つアウトを取ることを目指します。
③ランナー3塁でのヒッティング
②の結果がどうなったっとしてもランナー3塁の状態から継続します。
状況は②と同じ。
得点を取ることを目指します。
ここでも守備はオールファースト
徹底しているのは100%刺せるピッチャーゴロでもファーストでアウトを取ります。
その場合はさすがに…と、思うかもしれませんが、今のレベルでの戦いであれば、先ずは1つアウトなのです。
これでピッチャーがホームに送球、暴投が出ればバッターは生き、セカンドまで行くでしょう。
塁が常に溜まっていることはメンタル的にも避けたく、これを徹底しています。
まだ経験はありませんが、接戦、1点もやれない状況の時は違いますし、普段のノックでピッチャーからのキャッチャー送球はフォローしています。
余談ですが、内野ゴロでのバックホームは満塁のシチュエーションに限らせているので、キャッチャーはホームでタッチの練習すらさせません。
しっかり捕球すれば良し。
段階を追っていこうと思います。
この実践練習を守備配置を考えながらバッターが一巡するように繰り返し行います。
監督はぼやいています
私はと言うと、球審をやりながら野村監督ばりにぼやき声でキャッチャーとバッターに指示をだしたりシチュエーションを指導したりしています。
ランナーには俊足が売りの別のコーチを立て、1塁から密着でサポートしてもらっています。
限られた時間でバッターとランナーを中心に鍛える実践練習となっています。
次回はピッチャー優先の実践練習をご紹介します。