vol.44 勝ったからこそ直ぐに行う練習
"勝って兜の緒を締めよ"
よく言ったものです。
地域リーグ初勝利時、昨日の勝利後、選手達は大喜び、保護者の方々も大喜び、もちろんそれで良いのですが、兜の緒を締めるため、自グラウンドの場合、直ぐにシートノックを行います。
時間も10分ないくらい。
それで良いのです。
うちでは、1年生は1箇所でゴロ・フライ捕球、2-4年に内野を守らせて、オールファースト→ボール回し(ファースト→キャッチャー→セカンド→サード→キャッチャー)を2回くらい、バックホーム1回で上がり、ピシッとグラウンド挨拶をして終わり。
勝って兜の緒を締めよ
と、その言葉や言葉の意味を教えることもありません。
それを体現して、いずれその言葉と意味に届けば良いと思っています。
兜の緒を締める他の理由とすれば、相手チームに対する敬意もありますし、また次戦っても俺たちは負けないぞという意思表示でもある、また見ている保護者にも敢えて理由は告げず、見て感じ取っていただきたい思いもあります。
試合に勝った喜びを更なるパワーに変えて行うので活気も溢れ、ボール回しを除くと1人3球のノックでも非常に濃厚な時間となります。
勝って喜んでいるのは私も同じです。
誰よりも心の中で大喜びしてます。
しかし、試合グラウンドには敗れて悔しい思いをしている相手もいますので、相手がグラウンドを出る間に挨拶も済ませ、すぐさまノックへと移行します。
皆で喜びを共有する時間はグラウンド挨拶を終え、出た後に十二分に取ることができます。
来週も昨日と同じ、試合後のシートノックができますように。