子供が大きくなったら見てほしい少年野球新米監督のブログ

少年野球チームの監督になりました。2人の子供にいつか見せるためにブログを始めます。

vol.05 バッティング

試合のための練習

バッティング練習は低学年のみならず選手皆が好きな練習ですよね。


・素振り
・ペッパー
・ティーバッティング
・トスバッティング
・ロングティーバッティング
・シート(ケース)バッティング


使うボールも


・カラーボール
・テニスボール
・サンドボール
・軟式球
・シャトル


様々な練習がありますが、練習場所、試合が迫る状況によってうまく使い分けていく必要がありますね。


シートバッティングが実践に近くて一番良い方法かもしれませんが、打者が9人いたとして、投手が選手だとボールが続いて結果、何球振れたんだと、大人が投げるとこんな身長から投げ下ろす選手なんて特に低学年ではいない、膝立ちで投げると、実際のモーションでないのでタイミングが取れないので後ろの溜めがなくなる…。


2時間の練習のうち、30分バッティングに割いたところで何スイングできるのか、スイング数は多ければ多いのか、答えは出づらいし、結果何をしたら一番効率的なのかが分からなくなってしまいます。


私も最初は自分で投げるのが一番コントロール良くいくし、子供のスイング数が増えると思ってましたが、3スイングが6スイングになったところでバッティングに於ける成長曲線状に乗るとは到底思えなくなりました。


そして、ただ打たせるだけにするか、実践にするかでも変わってきます。


スイング数はとても大事だと思っているので、今は私は先ず練習現場でも素振りから始めます。


宿題として課せられていますが、家で振ってる選手、そうでない選手は一目瞭然です。
そして、振ってると言ってもただ振っているのと集中して振っているのではわけが違います。


家でしっかり振るためにも、監督の目の前で緊張感をもって振らせることが一番大切なことだと思います。


更に、構え方、グリップの握り方、バットの出し方、いくつも矯正したい部分は出てきますが、キャッチボール同様、私は少ないポイントでしか指導はしていません。

とにかくフルスイング・前で取るミートポイント

それは、フルスイングすることと、後ろでしっかり力を溜めてミートポイントは自分が思う以上に前にしなさいということのみです。
低学年に於いては気になるポイントはあっても、楽しいはずのバッティングからあまり個性を奪うこともしたくないので細かくは言いません。


その代わり、フルスイングと力を溜めることと、とにかく前でポイントをとることはしつこいくらい伝えます。


試合で打席に選手が立った時も「フルスイングな!」、「前でな!」しか言いません。

緊張するのは当たり前!緊張してこいと送り出す!

緊張して力が入っています、緊張するなっていう方が無理です。
楽しめ!って言ったって楽しめません。
それでいいなーと思ってます。
緊張して力いっぱいグリップ握っちゃう。


それでいい。


だけど自分なりにフルスイングして来いと。
とにかく体の前でミートポイントもって狙えと。


それだけで意外とバットに当たるものです。
更にはしっかり引っ張れて良い当たりも増えます。


バットコントロールやくさい球カットなんて、このフルスイングの延長線上にあるので、先ずは思い切ってフルスイングです。


上記で書いた練習の中でそのフルスイングを特に身に覚えさせるにはトスとロングティーかなと思います。


低学年を見ているとトスとロングティーの場合、ふわっと浮いたボールに対してあわせてスイングするので弱くなりがちです。なので、実際打席に立ってもスイングが鈍る。ボールに合わせてしまうのです。
それを回避するにはトスでもロングティーでもふわっと投げずに下からシュッと投げてあげることです。
トスバッティング用の練習にならないように、ロングティー用の練習にならないように、練習のための練習にならないように、その時からフルスイングを言葉に出して実施させると良いと思います。
なお、急に速い球を投げても振り遅れてコーチに当たる可能性もありますのでご注意ください。


実践練習はまた投稿しようと思いますが、打つ内容についてはとやかく言わず、思い切って打って来いと言っています。
内野ゴロで悔しくて泣いてしまう選手もいたりしますが、ゴロを打てたことを褒めてやる、フライを上げても、下を叩いているからとかじゃなくて、しっかり振ってるから上に上がるんだぞ、次はヒットだ!と、とにかくポジティブに指導することを心がけています。


実践練習は意外と試合前には行わず(ポイントポイントで止めて教えていく必要があるので)試合前は良いイメージを持たせるため、グラウンドが広く取れればロングティーで良い打球を打たせてあげることにしています。


実はこれも選手に応じて投げるポイントが変わります。

監督・コーチが快音を仕立て上げる

少し高めが好きな選手、低めが好きな選手、インコースを引っ張るのが得意な選手、アウトコースをセンター返しするのが得意な選手と様々な得手不得手があると思いますので、監督・コーチはそれを把握したうえで、そこに投げてあげる、更に余裕があれば「〇〇は外が苦手だから3球だけいくぞ」と敢えて苦手なところを伝えた上で、ちょっとそれよりも甘いコースに投げ(ここがポイントです)、きちんと打てる球を与えてあげてください。
それを見事に打ち返せば、苦手だと思っていたコースをしっかり打ち返した自信になります。


ロングティーの時は快音をこちら側から仕立ててあげるのです。


これが試合のための練習です。


トスバッティングも同様にコース毎だったりサーキットでも書きましたが、選手のメリハリのために逆手、スクワットでのトスをしてみると飽きも来ず楽しんで練習ができます。
後は、画像などがないのでわかりづらいですが、歩き打ちというのもやったりしています。


低学年ですので、意味があるということよりも飽きずに楽しんでやれる練習を考えていきたいものです。

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