子供が大きくなったら見てほしい少年野球新米監督のブログ

少年野球チームの監督になりました。2人の子供にいつか見せるためにブログを始めます。

vol.02 キャッチボール

キャッチボールって大切

どこのチームでもそうだと思いますが、キャッチボールの大切さを子供がどこまで認識しているかというと難しいところだと思います。


何も言わないと2往復もまともにキャッチボールができていない我がチームです。


ポロっとした捕球ミスでランナーが進む、失点に繋がる。
ちょっとした暴投でランナーが進む、失点に繋がる。


だからキャッチボールが大切。


大人にとっては当たり前の話ですが、低学年の選手たちは「アップの一環」と位置付けてしまっているケースが多いのではないでしょうか。


私は投げることについて1点、捕ることについても1点を中心にキャッチボールを教えています。

自分の頭の高さより低いボールを投げる

投げること:自分の頭より高いボールは投げないように意識させる。
捕ること:体の前で構えて捕る(準備が大事)。


野球のプレーで自分の頭より高いボールを投げてOKな状況は基本ありません。
必然的に頭より高いボールを投げなくなると、強い球を投げる→捕る方も準備が必要。


野球=気づきと準備と想像力


だと思っているので、グローブは目に入る位置=体の前に置いておこう、先ずはそれを準備としようと教えています。


あともう1つは送球ミスは、投げた選手だけの責任ではないと言うようにしています。
1塁手だとしても、捕手だとしても、中継選手だとしても、投げる相手に対してしっかり目標を作って(グローブの位置、声がけ、両手を大きく上げる)やろうと伝えています。


塁間ワンバウンド→フットワーク→遠投→全力→ピッチング

今面倒を見ているのは小学校1年~4年なので4学年ともなると体ももちろん体幹的にも大きな差があります。


我がチームの話だけで言うと2-4年はほぼ1年以上経験しているので、頭を超えない高さでのキャッチボールがピッチをあげたら「21mの塁間をワンバウンドで送球」、捕球する選手がよくタッチをする素ぶりを見せますが、タッチはいらない、先ずは顔を近づけて体の前で捕球!と、徹底しています。


塁間のワンバウンドの次はそれを「フットワーク(クイック)」でやります。
フットワークでやることによってプレッシャーもかかりますし、ゴロ捕球の役目も果たします。


良く半身で捕球体制をする選手もいるのですが、捕ることに重点を置いているのでそれもさせません。


キャッチボールをアップの一環とさせないため、常に緊張感をもって挑むように促しています。


フットワーク後は1人5球のみの「遠投」。
これも捕球する側はフライ練習だぞと声がけをしています。


更に遠投を終えたら10mくらいの距離で「全力キャッチボール」。
これもお互いの緊張感のためです。
相手の胸めがけて思い切り投げる時間を作ります。


最後は14mでの「ピッチングキャッチボール」。
ピッチャーをやりたいならここでしっかりストライクを投げるのを見せてくれと伝えています。
捕球する選手も普段はできないのに、キャッチャーとしてショートバウンドが来ると咄嗟の反応で良い捕球姿勢をできる選手もいるんですよね。


色々な発見があります。


ここまでを30分ほどかけて行います。

1年生はたくさんの成功体験を

1年生は入部したての頃はコーチと1対複数人でゴロを捕ってネットに向かって思い切り投げさせていました。
今もサーキットトレーニングをするときに取り入れています。


これも指導としては頭の高さより低くです。


ゴロの次はグローブを下で構えてそこに収まるように(捕れるように)ボールを下投げで投げてやる。
この時期は成功体験をどんどん増やしてあげたいので、出来ることから始めています。


もちろん普通にキャッチボールやりたいと言い出すので、そんなにやりたいならやってごらん!とあえて手助けせずにほっといてみたりもします。


そうすると、何で捕れないんだよーとか、しっかり投げろよーとかの声が飛び交いますが、たまたましっかり投げられたり、たまたま捕れたりの成功体験が彼らの成長に繋がっていくのかなと思っています。


1年生でも2-4年生でもこの練習の中で少しずつ
×キャッチボールボールはアップの一環
〇キャッチボールは一番大切なんだ
と、気づいてくれる選手が出てくればいいなぁと思っています。

今は避けてもいい

ボールが怖くて避けてしまう選手もいるかと思いますが、怖くないよ!避けるな!と、言っても1年生や始めたばっかりの選手は"怖い"んです。
1日1回くらいグローブを体の前に出して避けずに頑張ってみようと伝えますが、それでも避けちゃう選手はまだまだその段階なので必要以上には言わないようにしています。


自分の子供に言ってしまっていた過去は反省、、、。


人数次第な部分もありますが、監督でもコーチでもキャッチボールの時間に呼び出して、数分ずつ選手と直接やってあげるのもいいかなと思います。


ネットサーフィンで見つけて取り入れた頭ポンポン投げや、日鶴キャッチボールとかもまた紹介します。

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